どうもです。
僕は、音楽制作時に音楽制作総合ソフトのSONARを使い作曲しています。
http://sheepsystem.com/2016/11/15/kamikyoku_kumonoito/
SONARを使い始めて4年目で、色々とわかってきたことがあるので、説明したいと思います。
今回は、SONARを使って、ピアノロールなどを使って打ち込んだ、MIDI(プラグインシンセ)をオーディオトラックに変換する方法を説明していきたいと思います。
目次
MIDIをオーディオトラックに変換する意味
MIDIのままでも不便になったことはないと、思っている人もいるでしょう。
しかし、それはSONARを使い切れていないからなんです。
オーディオトラックではMIDIでのリアルタイム演奏じゃできない編集機能を使用することができます。
さらに、
CPU負荷が軽減できる!!
高性能ではないパソコンで音楽制作している人にとっては、CPU負荷が大きくなると、オーディオのドロップアウトなど頻繁に起きてしまうこともありますよね……
それがある程度軽減できるということです。
では、実際にその方法を説明していきたいと思います。
MIDIからオーディオへの変換手順
これは意外と簡単です。
オーディオ化したいMIDIトラックを選んでバウンス(オーディオ化)を実行するだけです。
まずは、バウンスしたいMIDIトラック(インストゥルメンタルトラック)を用意しましょう。
そして、レベルオーバーで歪まないように、音量を調節しておいてください。
ここで注意しておきたいのは、
ステレオのプラグインシンセをモノラルトラックにバウンスした場合、左右のチャンネルの音がプラスされます。
そのことを考慮して、予め、少し小さめ音量にしておくといいでしょう。

そして、図のようにトラックを選択します。

ここで注意してほしいのは、トラックが意図せず複数選択されていないかです。
確実にバウンスするために、バウンスしたいトラックのみが選択されているか確認してください。
次に、このトラックビューにあるトラックメニューから、『トラックにバウンス』を選択してください。

すると、下の設定画面が開くので、

- ソースの種類は『トラック』
- チャンネルフォーマットは『モノ』
に変更してください。
ディザリングは変更しなくていいの?
と思うかもしれませんが、これは、バウンスする際の演算処理になります。
変更することで、極めて小さいですが、音質が変わるみたいです。
そこまでこだわる必要もないかと思いますので、僕はいつも変更していません。
ここまでくれば、あとはOKボタンを押すだけです。
このように、オーディオトラックが追加されていれば完了です。

ドラムのようなマルチアウトトラックの場合は?
これは簡単で、マルチアウトしているMIDIトラックを選択するだけです。
トラック以外を選択していた場合、どうなるのか
・範囲選択されている場合
→選択されている部分だけがバウンスされます。
・インストゥルメントトラック上にないMIDIクリップが選択されている場合
→オーディオデータがないと警告が出てバウンスできません。
・オーディオクリップが選択されている場合
→選択されているクリップ部分のみがバウンスされます。
以上です。
参考になりましたでしょうか?
これからもSONARについて書いていきたいと思います。
では。